まだ見ぬ色を、
まとう。

液体の魔法 / UWAGUSURI

釉薬(うわぐすり)は、器に色と艶を着せる、液体の魔法。青がにじみ、緑が流れ、飴色が窯の中で深まっていく。焼き上がるまで、完成形は誰にもわからない。その偶然を、あなたの色にする。

02 / MANIFESTO

偶然を、
着こなす。

同じ釉、同じ温度、同じ窯。それでも二つとして同じ色は生まれない。流れた模様も、貫入のヒビも、青のむらも、ぜんぶ個性。均一なプロダクトに飽きたなら、ここには“ひとつだけ”がある。伝統工芸という額縁を外して、今日の気分で選べるカルチャーとして、釉薬をひらく。

今日の気分で、
色を選ぶ。

瑠璃の青は、雨上がりの深呼吸。織部の緑は、朝の茶畑。飴色は、焦がしたカラメルの甘さ。粉引の白は、湯気の向こうのやわらかさ。四つの基調から、あなたの一色を。器に、暮らしに、気分に。

01 / 1250℃ 還元

瑠璃

雨上がりの深呼吸みたいな青。貫入がきらりと、景色を変える。

02 / 1230℃ 酸化

織部

朝の茶畑を思わせる緑。流れたむらが、そのまま模様になる。

03 / 1240℃ 酸化

飴色

焦がしたカラメルの甘さ。光の角度で、表情がとろける。

04 / 1200℃ 中性

粉引

湯気の向こうのやわらかな白。指なじみまで、やさしい。

04 / KILN 窯変

1230℃、
窯の中で色が生まれる。

素地にかけたときは、どれも同じ灰色。火が入って初めて、鉄は飴色に、銅は緑に、コバルトは瑠璃に変わっていく。窯を開ける朝は、いつだって小さな賭け。思いどおりにいかないから、想像を超える一枚に出会える。

USE / 暮らしのなかへ

器じゃ
なくても、いい。

釉薬の色と質感は、暮らしのどこにでも溶け込む。使うほどに艶が育ち、あなたと一緒に、ゆっくり年を取る。

  • 01ピアス耳もとで揺れる、一粒の窯変。
  • 02ボタンシャツの列に、小さな景色を留める。
  • 03タイル壁一面が、光でにじむ色になる。
  • 04マグ手のなかの飴色で、珈琲が少し甘い。
  • 05並べた四色が、部屋の主役になる。
  • 06被写体写真のなかで、艶が物語をはじめる。